50代になると、朝はふんわり整えたつもりでも、時間がたつと頭頂部や分け目の髪がぺたんとして見えることがあります。毛先にはある程度ボリュームがあるのに、根元だけが寝てしまい、全体のシルエットがまとまりにくいと感じることもあるでしょう。
根元をふんわり見せたいときは、スタイリング剤を増やすことだけでなく、シャンプーやトリートメントの使い方、髪の乾かし方、分け目の作り方などを合わせて見直すことが大切です。特にしっとり系のヘアケア用品を根元まで多く使うと、髪質によっては重さが出ることがあります。
ここでは、50代の髪がぺたんと見えるときに意識したい、根元の軽さを保ちながら自然にふんわり整えるための基本をまとめます。
50代の髪がぺたんと見えるときは根元と毛先を分けて考える
髪全体がぺたんとして見えるように感じても、実際には頭頂部や分け目など根元部分だけが寝ている場合があります。一方で、毛先は乾燥して広がっていることもあり、根元と毛先では必要なお手入れが異なることがあります。
根元には軽さが欲しくても、毛先までさっぱりしたお手入れにするとパサつきを感じる場合があります。そのため、根元は重くしすぎず、毛先には必要なうるおいを補うという考え方が取り入れやすいでしょう。
まずは鏡で、頭頂部、分け目、顔まわり、毛先の状態をそれぞれ確認し、どこにボリュームが欲しいのかを整理してみましょう。
シャンプーは根元が重くなりにくい使用感を確認する
根元のぺたんとした印象が気になる場合は、シャンプー後の軽さも確認してみましょう。しっとり感の強いタイプが髪質に合っている場合もありますが、細くやわらかい髪では重く感じることがあります。
髪の乾燥がそれほど強くない場合は、すっきりと洗いやすく、軽やかな仕上がりを意識したタイプも候補になります。ただし、頭皮が乾燥している場合は、洗浄力の強さだけで選ばないことも大切です。
洗髪後の頭皮が心地よいか、根元が重く感じないか、毛先が乾燥しすぎないかを合わせて確認しながら選びましょう。
シャンプー前の予洗いを丁寧に行う
シャンプーを使う前には、ぬるま湯で髪と頭皮を十分に濡らします。汗や皮脂などを流しておくことで、そのあとのシャンプーを泡立てやすくなります。
泡立ちが足りないからとシャンプーの量を増やしすぎるのではなく、最初の予洗いを丁寧に行うことを意識しましょう。
洗うときは爪を立てず、指の腹を使って頭皮をやさしく洗います。特に頭頂部や分け目だけを強くこする必要はありません。最後は生え際や耳の後ろ、襟足までしっかりすすぎます。
トリートメントは根元を避けて毛先中心になじませる
髪のぺたんとした印象が気になる場合は、トリートメントをつける範囲も確認したいところです。しっとりしたトリートメントを根元から多くなじませると、髪質によっては乾かしたあとに重さを感じることがあります。
トリートメントは中間から毛先を中心に使い、根元には多くつけないようにします。毛先の乾燥が気になる場合は、その部分へ少し多めになじませるなど、部位ごとに量を変えてもよいでしょう。
使用量や置く時間は商品ごとの方法を確認し、必要以上に多く使わないことも軽い仕上がりにつなげるポイントです。
洗い流さないトリートメントも毛先を中心に使う
ドライヤー前にヘアミルクやヘアオイルなどを使う場合も、根元へのつけすぎには注意しましょう。
毛先の乾燥が気になる場合は、少量を手のひらへよく広げてから中間から毛先へなじませます。手に残ったものを髪表面へ軽く使う程度にすると、根元の軽さを保ちやすくなります。
細くやわらかい髪では、オイルが重く感じる場合があります。そのようなときは、軽いミストやミルクを選ぶなど、髪質に合わせてテクスチャーを変えてみましょう。
ドライヤーは根元から乾かす
根元をふんわり整えるために特に意識したいのが、ドライヤーの使い方です。毛先から乾かしていると、根元が濡れたまま残り、髪が寝た状態で乾いてしまうことがあります。
タオルドライのあと、まず頭皮と根元へ風を当てます。髪を手で軽く持ち上げながら、根元へ風が通るように乾かしましょう。
根元がある程度乾いてから中間、毛先へ進みます。同じ部分へ長時間熱風を当て続けず、ドライヤーを動かしながら乾かすことも大切です。
分け目と反対方向へ乾かして根元を起こす
いつも同じ分け目にしていると、その部分の髪が一定方向へ寝やすくなることがあります。乾かすときは、普段の分け目とは反対方向へ髪を動かしながら風を当てる方法があります。
右へ分けている場合はいったん左へ、左へ分けている場合はいったん右へ髪を動かし、根元を乾かします。そのあと普段の分け目へ戻すと、根元に自然な立ち上がりを作りやすくなります。
強く引っ張る必要はありません。手ぐしで髪を持ち上げながら、根元へ風を通す程度から試してみましょう。
頭頂部は下から風を当てすぎず自然に持ち上げる
ボリュームを出そうとして、頭頂部へ下から強い風を当て続けると、髪がばらついたり表面が乱れて見えたりすることがあります。
根元を指で軽く持ち上げ、その部分へ風を当てて乾かし、毛先は毛流れに沿って整えると自然です。頭頂部だけを大きく膨らませるのではなく、顔まわりや後頭部とのバランスも確認しましょう。
最後に冷風を当てながら形を整える方法もあります。少し離れた鏡で全体のシルエットを見ると、ボリュームの出しすぎを確認しやすくなります。
朝は根元を軽く湿らせてから整える
朝起きたときに頭頂部がぺたんとしている場合、乾いた髪へそのままスタイリング剤をつけても、根元が持ち上がりにくいことがあります。
分け目や頭頂部の根元を水や寝ぐせ直し用のミストなどで軽く湿らせ、手ぐしで持ち上げながらドライヤーを使って乾かしましょう。
毛先まで濡らす必要はなく、寝ている根元を中心に整えます。朝のスタイリングでは、根元を一度整え直してから仕上げのアイテムを使うことがポイントです。
スタイリング剤は根元用と毛先用を使い分ける
髪をふんわり仕上げたい場合は、スタイリング剤の種類や使う場所も確認してみましょう。ヘアオイルを根元へ多くつけると、重さによってぺたんとして見える場合があります。
毛先にはミルクやオイルを少量、根元には軽いスタイリングミストなど、部位によって使い分ける方法があります。
ボリュームを意識したスタイリング剤を使う場合も、一度に大量につけず、少量ずつ使いましょう。髪が固まりすぎない程度に整えると、自然なふんわり感を残しやすくなります。
ヘアスプレーは髪を持ち上げて少量使う
朝に整えた根元のふんわり感を保ちたい場合は、ヘアスプレーを部分的に使う方法があります。
頭頂部の髪を軽く持ち上げ、根元付近へ少量を使います。近い距離から大量に吹きかけると髪が固まり、かえって重く見えることがあるため、商品に記載された距離を確認しましょう。
髪全体を固めるのではなく、立ち上がりを保ちたい部分だけに使うと自然な動きを残しやすくなります。
分け目をときどき変える方法もある
長く同じ分け目を続けている場合は、ときどき数センチずらしたり、反対側へ変えたりすると髪の見え方が変わります。
大きくヘアスタイルを変えなくても、いつもの分け目を少し動かすだけで根元が立ち上がって見えることがあります。朝のスタイリング時に試しながら、自分の顔立ちや髪型になじむ場所を探してみましょう。
無理に分け目を固定せず、髪が自然に流れやすい方向も生かしながら整えると続けやすくなります。
美容室では根元のボリュームが気になることを伝える
髪型そのものによっても、頭頂部の見え方は変わります。根元がぺたんと見えやすい場合は、美容室で普段の悩みを伝えて相談する方法があります。
髪の長さや毛量、分け目、レイヤーの入れ方などによって、ふんわり見せやすいシルエットを考えられることがあります。
「朝はふんわりするが夕方にぺたんとする」「頭頂部だけボリュームが出にくい」など、普段どのような状態になるのかを具体的に伝えると相談しやすくなります。
まとめ|50代のぺたんと見える髪は根元の軽さを意識して整えよう
50代の髪がぺたんと見えるときは、髪全体へボリュームを足そうとするのではなく、根元と毛先のお手入れを分けて考えることが大切です。
シャンプーは根元が重くなりにくい使用感を確認し、トリートメントや洗い流さないアイテムは中間から毛先を中心に使いましょう。ドライヤーでは根元から乾かし、分け目と反対方向へ髪を動かすことで自然な立ち上がりを作りやすくなります。
朝は寝てしまった根元を軽く湿らせてから整え、スタイリング剤も少量ずつ使うことがポイントです。毛先のうるおい感を保ちながら根元には軽さを残し、自然なふんわり感のある髪を目指していきましょう。
