50代になると、頭皮の乾燥が気になる一方で、夕方には根元がベタついたり、髪がぺたんとして見えたりすることがあります。汗をかきやすい季節や運動した日などは特に気になりやすく、すっきりさせようとしてシャンプーの回数を増やしたくなることもあるでしょう。
しかし、頭皮のベタつきが気になるからといって、強くこすったり、一日に何度もシャンプーを使ったりする必要はありません。毎日のケアでは、予洗い、シャンプーの量、指の使い方、すすぎ、乾かし方までをひとつずつ確認し、頭皮を清潔に保ちながら洗いすぎを避けることが大切です。
ここでは、50代で頭皮のベタつきが気になるときに意識したい、シャンプー選びや洗髪方法、トリートメントやスタイリング剤の使い方などの基本をまとめます。
50代の頭皮のベタつきは気になる時間帯を確認する
頭皮のベタつきが気になるときは、まずいつ感じやすいのかを確認してみましょう。朝起きたときから気になるのか、夕方になると根元が重く感じるのか、汗をかいた日だけなのかによって、お手入れを見直すポイントも変わります。
暑い時期は汗や皮脂によってベタつきを感じやすくなります。また、帽子を長時間かぶった日や運動した日なども、頭皮が蒸れて髪の根元が重く感じることがあります。
一年中同じ状態とは限らないため、「ベタつく頭皮」と決めつけず、季節や生活環境も合わせて考えましょう。
ベタつきが気になっても一日に何度も洗いすぎない
頭皮をすっきりさせたいとき、シャンプーの回数を増やしたくなることがあります。しかし、汗をかくたびにシャンプーを使うなど、必要以上に洗うことが毎日の基本になるわけではありません。
特に乾燥も感じやすい場合は、洗髪後の頭皮につっぱり感がないか確認してみましょう。頭皮のベタつきと乾燥感の両方を感じることもあります。
汗が気になる場合でも、その日の過ごし方や頭皮の状態を見ながら洗髪方法を考え、強く洗うことですっきり感を求めすぎないことが大切です。
シャンプー前の予洗いを丁寧にする
ベタつきが気になるときほど意識したいのが、シャンプーをつける前の予洗いです。髪と頭皮をぬるま湯で十分に濡らし、汗や表面の汚れを流してからシャンプーへ進みます。
予洗いが短いと、シャンプーが泡立ちにくく感じ、その分だけ使用量を増やしてしまうことがあります。髪の内側までお湯が届くように、指で髪を軽く動かしながら頭皮を濡らしましょう。
お湯は熱すぎない温度を意識します。熱いお湯ですっきり洗うことより、毎日心地よく続けられる洗い方を優先しましょう。
シャンプーは適量をしっかり泡立てて使う
頭皮がベタつくからと、シャンプーを一度にたくさん使う必要はありません。商品に記載された使用量を参考にしながら、髪と頭皮へ泡を行き渡らせます。
シャンプーを原液のまま一部分へ集中的につけるのではなく、手のひらで軽く広げてから髪へなじませると洗いやすくなります。
泡立ちが足りない場合は、使用量を増やす前に予洗いが十分だったかを確認しましょう。整髪料を多く使った日などは、その商品の洗い方に沿って対応します。
頭皮は爪を立てず指の腹で洗う
ベタつきを落とそうとして爪を立てたり、頭皮を強くこすったりする必要はありません。指の腹を使い、頭皮全体をやさしく動かすように洗います。
額の生え際、頭頂部、耳の後ろ、襟足など、場所を少しずつ移動させながら洗うと、同じところだけを強くこするのを避けやすくなります。
頭皮マッサージを兼ねる場合も、力を入れすぎず短時間で行いましょう。すっきりした感覚を得るために刺激を強くする必要はありません。
すすぎはシャンプーより丁寧に行う意識を持つ
洗髪では、シャンプーを泡立てて洗うことだけでなく、最後のすすぎも大切です。泡や洗髪料が残っていると、頭皮が不快に感じることがあります。
額の生え際、耳の後ろ、襟足、頭頂部などまで、ぬるま湯を丁寧に通しましょう。髪が長い場合は、片手で髪を軽く持ち上げると根元まで流しやすくなります。
すすぎの際も爪を立てず、指で髪を動かしながらお湯を通す程度にします。
トリートメントは頭皮につけすぎない
シャンプー後に使うトリートメントやコンディショナーが頭皮付近に多く残ると、髪質によっては根元が重く感じる場合があります。
頭皮に使うことを想定していないトリートメントは、髪の中間から毛先を中心になじませましょう。特に毛先が乾燥している場合は、根元まで同じ量を使うのではなく、毛先側を中心に調整します。
頭皮用として作られた商品については、記載されている使用方法に沿って使いましょう。
洗髪後は頭皮と根元から乾かす
髪を洗ったあとは、タオルで強くこすらず、頭全体を軽く押さえるように水分を取ります。そのあと、ドライヤーを使って頭皮と根元から乾かしましょう。
毛先は乾いていても根元に水分が残っていると、髪がぺたんとして見えたり、蒸れたように感じたりすることがあります。髪を指で軽く持ち上げながら根元へ風を通します。
ドライヤーは一か所へ当て続けず、少しずつ動かしながら使用します。根元が乾いてから髪の中間、毛先の順に進めると効率よく乾かせます。
ヘアオイルやミルクは根元を避けて使う
毛先の乾燥を整えるためにヘアオイルやヘアミルクを使っている場合は、つける範囲も確認してみましょう。
根元からたっぷりなじませると、時間がたったときに頭頂部が重く見えることがあります。最初は毛先へなじませ、そのあと手に残った少量を髪の中間へ広げる程度にします。
根元の軽さと毛先のまとまり感を両立したい場合は、頭皮付近と毛先で使う量を分けることがポイントです。
スタイリング剤のつけすぎも確認する
夕方になると根元がベタついて見える場合、皮脂だけでなく、朝につけたワックスやオイル、ヘアクリームなどが影響していることもあります。
スタイリング剤は一度に多く使わず、少量から始めましょう。ワックスなどは手のひらへよく広げ、毛先や整えたい部分を中心に使います。
髪表面の細かな毛を整えたいときも、頭頂部へ直接多くつけるのではなく、手に残った少量を軽くなでる程度にすると重さを抑えやすくなります。
汗をかいた日は頭皮をこすらず押さえる
暑い日や運動後は、頭皮や生え際に汗をかくことがあります。汗が気になるときは、タオルなどで強くこするのではなく、軽く押さえて水分を取ります。
外出先では、生え際や首まわりの汗をこまめに押さえるだけでも不快感を減らしやすくなります。帽子を使用した日は、帰宅後に蒸れたまま長時間過ごさないようにしましょう。
その日の夜は普段どおり丁寧に洗髪し、頭皮と根元まで乾かします。汗をかいたからと強く二度洗いすることが基本ではありません。
季節によってシャンプーやお手入れを見直す
頭皮のベタつきは、夏や湿度の高い時期に感じやすくなることがあります。一方、冬になると乾燥感のほうが気になる場合もあります。
一年中同じシャンプーを使わなければならないわけではありません。暑い時期は軽い洗い上がり、乾燥しやすい時期はマイルドな使用感など、そのときの頭皮の感触に合わせて選ぶ方法があります。
ただし、季節だけで決めず、洗髪後や夕方の頭皮がどのように感じるかを確認しながら調整しましょう。
ベタつきに加えてかゆみや赤みが続く場合は相談する
頭皮のベタつきにはさまざまな要因があります。強いかゆみ、赤み、湿疹、痛みなどが続いている場合は、皮脂だけの問題と自己判断しないことが大切です。
新しいシャンプーやスタイリング剤を使用してから異常を感じた場合は、使用を中止しましょう。頭皮の状態が続く場合や、フケなども気になる場合は、皮膚科などへ相談してください。
毎日のヘアケアで整える範囲と、専門的な確認が必要な状態を分けて考えましょう。
まとめ|50代の頭皮のベタつきは洗いすぎず丁寧に整えよう
50代で頭皮のベタつきが気になるときは、シャンプーを増やしたり強くこすったりするのではなく、予洗いからすすぎ、乾かし方までを丁寧に行うことが基本です。
ぬるま湯で十分に予洗いしたあと、適量のシャンプーを泡立て、指の腹で頭皮をやさしく洗いましょう。すすぎは生え際や襟足まで丁寧に行い、洗髪後は頭皮と根元からドライヤーで乾かします。
トリートメントやヘアオイル、スタイリング剤は根元につけすぎず、中間から毛先を中心に使うこともポイントです。季節やその日の頭皮の状態を見ながら、すっきり感だけを求めすぎず、毎日続けやすいケアへ整えていきましょう。
